不妊症外来
※2022年4月1日~保険診療の高度生殖医療も始まりました。
当院では不妊症外来を設け、不妊でお悩みのご夫婦のための検査と治療にあたっております。
専門の不妊カウンセラー(女性)がお話を伺ったのち、治療・検査の説明をいたします。
昨今、不妊症の診断・治療法の分野においては驚異的な進歩をとげております。この新しい治療技術により、これまで治療不可能だった重症不妊症の方々にも妊娠の可能性が持てるようになりました。 私どもとご夫婦との二人三脚により、ご家庭に大きな喜びが訪れることを願って頑張りましょう。 どうぞお気軽にご来院ください。
診療時間内でご予約を承ります。
055-932-8189
「不妊治療で当院に初めて来院される方は予約をお願いします。」
ご来院の際は以下をご持参ください
基礎体温表
他院で治療経験のある方は、紹介状もしくは治療歴などのメモ・検査結果等
当医院の不妊治療方法
<一般不妊治療>
1.タイミング
・基礎体温・頚管粘液検査・尿中LH・血液中のホルモン値などを検査
・超音波での卵胞発育の確認と排卵に合わせた性交渉の指導
2.排卵誘発(3~6ヶ月)
・生理不順、卵の発育を良くする為に使用、種類:クロミッド(内服)・HMG(注射)
3.人工授精(自由診療)
・精子洗浄法(精子を洗浄し、運動率の良い精子を子宮膣内へ送り込む)
・タイミング法の排卵の時期に行います
費用:2万円程度(税込)
治療期間・回数:3ヶ月~6ヶ月 3~5回
副作用:まれに子宮や卵管、腹腔内に感染を誘発することがあります。
<高度生殖医療>
※2022年4月1日~保険診療の高度生殖医療も始まりました。
(詳しくはご相談ください。)
4. 体外受精(IVF)自由診療
・注射により卵を育て採卵する
・卵子と精子を培養器内で受精させ、受精卵を子宮膣内へ戻す
費用:30万円程度(税込)
治療期間・回数:1ヶ月~2ヶ月 10回程度
副作用:卵巣刺激剤や排卵誘発剤を使用することにより、反応が強すぎた場合に過剰な数の卵胞が発育して卵巣過剰刺激症候群になる場合があります。卵巣腫大、腹水や胸水の貯留などが起こり、重症時には血栓症、呼吸困難などの症状が出てきます。
5.顕微授精(ICSI)自由診療
・注射により卵を育て採卵する
・卵子の細胞質に精子を注入し授精させ、受精卵を子宮膣内へ戻す
費用:35万円程度(税込)
治療期間・回数:1ヶ月~2ヶ月 10回程度
副作用:卵巣刺激剤や排卵誘発剤を使用することにより、反応が強すぎた場合に過剰な数の卵胞が発育して卵巣過剰刺激症候群になる場合があります。卵巣腫大、腹水や胸水の貯留などが起こり、重症時には血栓症、呼吸困難などの症状が出てきます。
基本的に、上記の順に治療を進めてまいりますが、治療期間・今までの治療内容・避妊期間・年齢等を考慮して進めたいと思います。また、ご夫婦揃っての来院を歓迎いたします。 詳しくは、IVF(体外受精)コーディネーター浅沼までお尋ねください。
保険診療の高度生殖医療
2022年4/1より高度生殖医療が保険適用で実施できるようになりました。
・高額医療の対象になりますので、保険適用で高度生殖医療を実施される方には「限度額認定証」を準備していただくようお願いをしております。
毎月の保険診療窓口負担が一定を越えないようにすることができます。
自費診療に比べると「積極的な治療」とは言えませんが、金額的にもハードルが低くなったと思います。
・保険適用で高度生殖医療を実施するには年齢制限がございます。
40歳未満の方は6回
40歳以上43歳未満の方は3回
43歳以上の方は保険適用になりません。
不妊治療と仕事が両立できる職場環境の整備も推進されております。
自費診療のような自由なプランではありませんが、より多くの方が希望を持てるようになるよう願っております。
医療費補助
不妊治療の助成制度がお住いの市町村によってあります。
詳しくは、各市町村へお問合せください。
生殖医療相談士よりお知らせ
日本生殖心理学会登録「生殖医療相談士」が当院に在籍しております。
生殖医療は通常の医療とは若干異なり、非常にデリケートな診療だと考えております。 デリケートであるが故に、パートナー、両親、友人、知人、
職場の理解が得られ難かったり、相談しにくく、治療を受けられる患者様が思いを溜め込んでしまうケースが少なくありません。そんな時皆様の「心の援助」にお役立て頂けると思います。
生殖医療に拘らず「婦人科」といえば少々行きにくい、相談しにくい内容もあります。 婦人科で通院されている患者様、不妊治療を実施されているご夫婦、妊婦健診に通われている妊婦さん、生理不順で悩んでいる中高生、更年期治療の方など女性の生涯に寄り添える診療所として、皆様の心を和らげるサポートができれば幸いです。
相談は常時行っており、予約も可能です。 「相談希望」と受付までお申し出ください。
相談室には4つのルールがございます。
ルール1:相談した内容は外部にでることはありません。
ルール2:医療ではありません。
ルール3:相談内容により医療との連携が必要だと判断された場合は、患者様の同意を確認上、共有させていただきます。
ルール4:相談所要時間は概ね20分とします。
皆様が心地よく日々を過ごせますよう、ご活用ください。